UTMパラメータ

広告バナーB utm_content="banner_B

このように、広告バナーAとBで異なる内容を指定することで、どちらの広告のクリック率が高いかや、どのようなターゲットに対して効果的な広告なのかを分析することができます。また、このパラメータは複数設定することができるので、広告のフォーマット、デザイン、コピーなどを指定することも可能です。

URLに追加するUTMパラメータ

UTMパラメータは、URLに追加することでGoogleアナリティクスで計測することができます。パラメータの位置は、URLの末尾になります。

UTMパラメータはURLに追加します

UTMパラメータは、URLに追加することで、Googleアナリティクスで計測することができます。追加する場所は、URLの末尾に記述します。

UTMパラメータは「?」で始めます

UTMパラメータを追加するときには、「?」で始めることで、URLに追加していることを明示することができます。

UTMパラメータは「&」で繋ぐ

UTMパラメータは、「&」で繋ぎます。複数のパラメータを設定する場合には、「&」で繋ぎましょう。

UTMパラメータは小文字で記述します

UTMパラメータは、すべて小文字で記述します。大文字を使用すると、Googleアナリティクスで認識できませんので注意しましょう。

UTMパラメータは半角英数字で記述します

UTMパラメータは、半角英数字で記述します。全角文字を使用すると、Googleアナリティクスで認識できませんので注意しましょう。

UTMパラメータをGoogle Analyticsで適切に追跡・記録し、正確で意味のあるデータ分析を可能にするためには、これらのガイドラインに従うことが重要です。

UTMパラメータの生成方法には手動やGoogleが提供するツールを使用する方法があります。今回は、Googleが提供するツールを使用して生成する方法を説明します。おすすめのツールは、Campaign URL BuilderというGoogleアナリティクスのデベロッパーツールです。このツールは、設定したい項目の名前を入れるだけで、UTMパラメータを付与したURLを自動で生成してくれます。使用方法も簡単なため、初めてUTMパラメータを使う場合にはこのツールをおすすめします。

UTMパラメータは、Google Analyticsなどのアナリティクスツールで、クリックしたリンク元やキャンペーン名などの情報を収集するために使用されます。 Campaign URL Builderは、これらのUTMパラメータを簡単に付与するためのツールです。

使用方法は以下の通りです。

Campaign URL Builderを開きます。

必須項目を入力します。これらは、遷移先サイトのURL、参照元、メディア、キャンペーン名です。

省略可能項目を入力します。これらは、utm_termとutm_contentです。

生成されたURLを使用します。

このように、Campaign URL Builderを使用することで、簡単にUTMパラメータ付きURLを生成することができます。

それでは、生成されたURLを使用して、広告やメールマガジンなどに埋め込んでみましょう。

例えば、Facebook広告やGoogle AdWordsなどの広告の場合は、広告を作成する際に「URL」の欄に生成されたURLを入力します。

また、メールマガジンの場合は、HTML形式で作成したメールに生成されたURLをハイパーリンクとして貼り付けます。

これで、広告やメールマガジンなどからアクセスがあった際に、GoogleアナリティクスにてUTMパラメータが反映されるようになります。

それで、UTMパラメータを使用することで、アクセス元や広告効果などを詳細に分析することができるようになります。

また、UTMパラメータを付与するURLは、改ざんされる可能性がありますので、発行する際には注意が必要です。

また、UTMパラメータを付与したURLを埋め込む際には、正確なURLを埋め込むようにしましょう。ミスタイプや打ち間違いがあった場合、分析結果が正確でなくなってしまいます。

最後に、UTMパラメータを付与したURLを使用した分析結果は、統計的には正確ですが、あくまで参考程度として見るようにしましょう。分析結果は、見落としがあったり、不正確なデータが含まれている可能性があります。

Googleアナリティクスにログインし、左メニューから「Acquisition」を選択します。

「Campaigns」を選択し、「All Campaigns」をクリックします。

「Cost」と「Revenue」の項目が表示されるので、これらを使用して費用対効果を分析します。

4.「Secondary dimension」から「Source/Medium」を選択することで、各UTMパラメータごとの費用対効果を確認することができます。

また、「Acquisition」の「Campaigns」から「Source」や「Medium」を選択することで、それぞれのUTMパラメータの効果を確認することができます。

※UTMパラメータを設定したURLをクリックした人が、サイトにアクセスし、アクションを起こすまでは計測されませんので、計測結果が少ない場合はアクションを促すようなCTAなどを設置することをおすすめします。

 また、「費用」や「クリック数」などのデータをグラフ化することで、費用対効果のよいキャンペーンと比較しながら、各キャンペーンのパフォーマンスを分析することができます。これらのデータをもとに、より効率的な広告運用を行うことができます。

 それでは、GoogleアナリティクスでUTMパラメータを使用して計測結果を分析する方法を紹介しました。まずは、「集客」－「キャンペーン」－「コスト分析」のレポートで、キャンペーンごとの費用対効果を確認しましょう。そして、「集客」－「キャンペーン」－「すべてのキャンペーン」のレポートで、全体の収益額やコンバージョン率、直帰率を確認し、最適な広告運用を行うことができます。

 その他にも、特定のデバイスや地域、時間帯などによるパフォーマンスの変化を調べることで、ターゲットに合った広告を作成するためのヒントを得ることができます。また、直帰率が高い場合は、サイトのUXの改善やコンバージョンに必要な情報の提供などを行うことで、コンバージョンを促進することができます。

 それぞれのメディアのリスティング広告の費用、コンバージョン数、コンバージョン率などを比較し、最も効果が高いメディアを判断することができます。また、それぞれのメディアのリスティング広告の費用対効果（ROAS）も確認し、最もコストパフォーマンスの高いメディアを選択することができます。

 それに加えて、収益や費用、ROIなどの費用対効果も比較することで、どの媒体がもっとも効率的かを把握することも重要です。 また、媒体別に見た結果を全体の結果と照らし合わせることで、全体の戦略に合わせた最適な媒体構成を決定することができます。

 キャンペーンの手段を比較して分析することで、どの手段が効果的かを明らかにすることができます。UTMパラメータを使用することで、同じ内容のキャンペーンでも手段ごとに違う結果が出ることを確認することができます。さらに、結果を比較しながら、改善すべき点を見つけることができます。

 また、手段によって違った効果を見せることもあります。例えば、Web広告はクリック率が高いが、コンバージョン率が低い場合があります。それに対して、QRコードやDMなどのオフラインの方法はコンバージョン率が高いが、流入数が少ない場合があります。そのように、手段ごとに異なる傾向があるので、比較分析をすることで、最適な手段を選択することができます。

UTMパラメータを引き継ぐには、リダイレクト先のURLにUTMパラメータを付与して、リダイレクトするように設定します。

例えば、リダイレクト元のURLが「example.com」で、UTMパラメータが「?utm_source=google&utm_medium=cpc&utm_campaign=spring_sale」の場合、リダイレクト先のURLを「example.com/redirect?utm_source=google&utm_medium=cpc&utm_campaign=spring_sale」に設定します。

これにより、リダイレクト先のURLにもUTMパラメータが付与され、Googleアナリティクスなどでトラッキングすることができます。

また、サーバーサイドでリダイレクトする場合は、リダイレクト先URLにUTMパラメータを付与した上で、location headerを使用する方法もあります。

QRコードからの流入にUTMパラメータをつけるには、QRコードをスキャンした際にリダイレクトするURLにUTMパラメータを追加します。

手順:

UTMパラメータを設定したいURLを作成します。

QRコードジェネレーターにURLを入力し、QRコードを生成します。

QRコードを印刷し、配布します。

例えば、以下のようなURLに対して、UTMパラメータを追加したURLをQRコードに変換して使用すれば、スキャンした際にUTMパラメータが引き継がれます。

https://example.com/

→ https://example.com/?utm_source=QRcode&utm_medium=QRcode&utm_campaign=QRcode

上記の例では、UTMソースに"QRcode"、UTMメディアに"QRcode"、UTMキャンペーンに"QRcode"が設定されています。

UTMパラメータを使用することで、QRコードからの流入を分析することができます。

スマートフォンアプリからの流入にUTMパラメータをつけるには、アプリ内にリンクを設置し、そのリンクにUTMパラメータを追加することで実現できます。

具体的には、アプリ内に遷移したいページへのURLに、UTMパラメータを追加した形式でリンクを設置します。例えば、以下のような形式で設置することができます。

https://example.com?utm_source=app&utm_medium=ios&utm_campaign=promotion

このようにして、アプリからのアクセスに対して、UTMパラメータを追加することで、アプリからの流入を識別し、分析することができます。

メルマガからの流入にUTMパラメータをつけるには、メルマガ内にリンクを貼り、そのリンク先URLにUTMパラメータを追加することができます。

手順：

UTMパラメータを設定する。UTMパラメータはGoogle Analyticsの「設定」＞「トラッキングコード」から作成することができます。

メルマガにリンクを貼ります。

リンク先URLにUTMパラメータを追加します。

例：

メルマガに貼られたリンク先URLが「https://example.com」の場合、UTMパラメータを追加したURLは「https://example.com?utm_source=newsletter&utm_medium=email&utm_campaign=january_sale」のようになります。

このようにUTMパラメータを追加することで、メルマガからの流入をGoogle Analyticsで追跡することができます。

コンバージョン追跡: 広告をクリックしたときに、その人がどのようなアクションを起こしたか（購入、サインアップ、ダウンロードなど）を追跡し、コンバージョン率を算出できます。

リターゲティング: 広告をクリックした人に対して、再度広告を配信することができます。これによって、既に興味を持っている人に対して、より効果的な広告を配信することができます。

ROI分析: 広告費用と収益を比較して、広告効果を算出することができます。これによって、広告費用を最適化することができます。

GoogleアドワーズやFacebookの広告測定ツール、アフィリエイトマーケティングのトラッキングツール

１．グラフやチャートを使った可視化: グラフやチャートを使って、広告のパフォーマンスを可視化できます。これにより、より直感的に広告の効果を理解することができます。

２．自動的なデータ連携: 広告測定ツールは、広告プラットフォームやアナリティクスツールとの連携を簡単に行うことができます。これにより、データの連携作業を手作業で行う必要がなくなり、効率的に広告のパフォーマンスを測定することができます。

３．カスタムレポートの作成: 広告測定ツールでは、カスタムレポートを作成することができます。これにより、特定のパフォーマンス指標に着目したり、複数のデータを組み合わせることで、より詳細な分析を行うことができます。

広告測定ツールでは、複数のアカウントやデバイスからの集計データをまとめて管理することができます。これにより、広告効果の測定や最適な広告配信のための最適な結果を得ることができます。また、広告測定ツールでは、広告配信の効率化やコスト削減をするために、広告のパフォーマンスを比較したり、広告配信の最適化を行うことができます。

広告測定ツールを使うことで、媒体が違う広告同士の比較が簡単にできます。例えば、SNS上の広告とWeb上の広告を比較することができます。また、広告測定ツールでは、広告のクリック率やコンバージョン率を追跡することができるため、広告の効果を比較しながら最適な広告を選ぶことができます。

WEB広告の効果を可視化するためのおすすめの効果測定ツールとして、Google Analytics、Google AdWords、Facebook Adsなどがあります。

Google Analyticsは、WEBサイトのアクセス解析に使用できる無料のツールで、WEB広告の効果を可視化するために、UTMパラメータを使用した追跡が可能です。

Google AdWordsは、Googleの提供する広告配信サービスで、WEB広告の効果を可視化するために、クリック数やコンバージョン数などの指標を計測することができます。

Facebook Adsは、Facebook上で広告を配信するためのサービスで、WEB広告の効果を可視化するために、クリック数やコンバージョン数などの指標を計測することができます。

これらのツールを使用すれば、WEB広告の効果を可視化することができます。ただし、広告配信サービスとして使用する場合は、有料になることがありますので、事前に利用料金や機能について調べることをおすすめします。

まとめ

UTMパラメータは広告測定だけでなく、メールマーケティングやQRコードなど、様々なメディアからの流入にも使用できます。それぞれのメディアに適したUTMパラメータを使い分けることで、より正確な分析ができるようになります。

おすすめの広告測定ツールとしては、Google AdwordsやGoogle Analyticsをはじめとして、Mixpanel, Optimizely, Amplitudeなどがあります。これらのツールは、広告のクリック数やコンバージョン数、収益などのデータを可視化し、広告のパフォーマンスを評価することができます。また、A/Bテストやユーザーフローの分析などもできるため、WEB広告の効果測定には欠かせないツールとなります。

Mixpanelは、モバイルアプリやWebサイトの使用状況を計測・分析するためのツールです。Mixpanelは、イベントトラッキングを使ってユーザーのアクションを記録し、そのデータをもとに様々な統計情報やグラフを生成することができます。特に、「パイプライン」と呼ばれる機能を使うことで、複雑なデータの集計や分析が可能になります。 Mixpanelは、アプリケーションのパフォーマンスやユーザーエンゲージメントの分析に役立ちます。

Optimizelyは、広告効果測定に利用できるツールとして有名です。Mixpanelは、カスタマージャーニーのアクショントラッキングに特化し、豊富なイベントトラッキング機能を持ち、高度なセグメンテーションとアクション分析が可能です。Optimizelyは、A/Bテストやマルチバリエーションテストを行うためのプラットフォームで、ユーザーエクスペリエンスの最適化に役立ちます。

Amplitudeは、効果測定に有用なツールとして知られています。これらのツールは、アプリケーションに対する使用状況やインストール数など、Googleアナリティクスでは計測できない指標を収集・分析することができます。また、A/Bテストなどの最適化にも利用することができます。

これらのツールを使って、WEB広告の効果をより深く測定することができるでしょう。